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ジブリっぽい景色として話題の「濃溝の滝・亀岩の洞窟」へ行ってみた

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2016年くらいに突如として話題となった絶景スポット「濃溝の滝」。
千葉・君津市にある清水渓流広場の最奥にある場所なのですが、その景色がなんともジブリっぽいということで、InstagramやTwitterなど、SNSで話題になり、その後メディアにも取り上げられたことで、一気に火が付きました。

2年経った今もその人気は衰えず、多くの観光客が訪れています。

清水渓流広場

ということで、やってきましたよ。清水渓流広場。
とても自然あふれる場所で、見た感じ秋の紅葉シーズンになると、それは素晴らしい景色になりそう。聞くところによると、初夏にはホタルも飛び交うそうで、それもまた幻想的な景色になりそうですね。

濃溝の滝へ向かう遊歩道

目的となる景色は、この遊歩道の先にあります。

アセビの花

遊歩道を歩いていると、様々な花々や樹々が。
目的の場所までは4〜5分ほどですが、こうした花々や景色を眺めつつ、ゆったりと歩を進めるのもいいですね。

清水渓流広場の遊歩道

こうしてみると紅葉シーズンがやっぱり気になりますね。この見える範囲が全部赤く染まったらと思うと、それはもうすごいことになりそうな予感。

濃溝の滝

遊歩道上から小さな滝が見えるのですが、実はこれが濃溝の滝だったりします。
どうにもいろいろと勘違いがあるようで、ジブリっぽいと話題のスポットが濃溝の滝だと誤認されてしまったそうな。

ジブリっぽいスポットの方は本来「亀岩の洞窟」という呼称なのだそう。

幸運の鐘

そんな亀岩の洞窟の手前には幸運の鐘がありました。

この鐘を通り過ぎて、さらに奥へ下っていくと、目的のスポットとなる亀岩の洞窟に辿り着きます。

亀岩の洞窟

目的地である絶景スポット「亀岩の洞窟」に到着。
「自然ってすごい」と思わず唸る景色ですが、実はこの亀岩の洞窟、自然によって作られたものではなく、人の手によるものなのだそう。

時は江戸時代前期、水田に水を引き込むために掘られたとのこと。
写真ではわかりにくいですが、高さは15mほどある洞窟。それを手掘りしたとか、それはそれですごすぎる・・・。

亀岩の洞窟

なお、亀岩の洞窟という名称は、地元の方々によって2002年に名付けられたとのこと。名前の由来は洞窟の中を流れ落ちる滝状のところに亀に似た岩があることからだそうです。

しかし、確かにすごい景色だなーとは思うものの、ジブリっぽいかと言われると首をかしげたくなる気がしないでもありません。

それもそのはずで、濃溝の滝・亀岩の洞窟が大きく話題となったのは、別の時間帯、しかも時期がある程度限定的な写真なのです。
残念ながら、今回行った時期と時間帯では、その写真は撮影できませんでした。

ということで、君津市が運営する「きみつフォトバンク」から、その幻想的な写真をお借りしてきました。

亀岩の洞窟
© 2017 千葉県君津市

おおおお、こりゃ幻想的。洞窟の向こうから差し込む光が、水面に反射する洞窟の姿をより浮き立たせていて、合わさった形がハートのようになっているじゃないですか。この景色は確かにジブリ映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気。

この光景を撮るには、3月、あるいは9月のお彼岸の時期、それも早朝の時間帯がいいとされています。

さすがにここまで限定的だと観光目的では、この光景に出くわすというのは少し厳しいかもしれませんが、可能ならこの光景を目にしてみたいものですね。やっぱりリアルに自分の目で見るんじゃ全然違うでしょうし。

温泉やお土産処も完備されてます

さて、濃溝の滝・亀岩の洞窟のある清水渓流広場ですが、その入口にはなんと温泉施設やお土産処もあったりします。

温泉の方は源泉かけ流し。清水渓流広場横を流れる笹川から自噴している源泉を利用しているそうです。露天風呂はなく内風呂のみになりますが、渓流の景色を眺めながら入ることができるそう。

千寿の湯は宿泊施設にもなっていて、一泊3500円(小学生以下2000円/小学生未満1500円 ※食事は別料金)で泊まることもできるそうなので、あの幻想的な亀岩の洞窟を写真に撮ることを目的とするならば、こちらに宿泊して朝早くに向かうなんてこともできそうですね。

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