見た目も美しくヘルシーなTHE和朝食
続いては落合楼村上の朝食を写真中心で紹介していきましょう。
記事の最初にも書いたように、お部屋は前日の夕食と同じく紫檀の間。何度も言ってますが、朝から文化財の中で食事をいただけるとか、どんだけ(略
ということで、落合楼村上の朝食がこちら。
朝食からなんとも豪勢な印象を受けますが、基本的にはTHE和朝食といったところ。やっぱり、器の合わせ方も受ける印象に大きく影響していますね。
やはり和朝食と言えば焼き魚。この日は鯵の干物か鰆の西京焼きの2品から好きな方を選べるということで、筆者は鯵の干物を選択。
野菜がお高い昨今、こうしたシンプルな野菜サラダは嬉しい限り。
カブ、大根、トマト、芽キャベツといった野菜を、落合楼村上自家製の人参とトウモロコシのドレッシングをかけていただきます。
爽やかな酸味とともに、人参とトウモロコシの甘味もしっかりと感じられるドレッシングは、これだけ延々と食べ続けたいくらい。
全体的にあっさりと薄味で仕上げられた品々でまとめられていて、「朝から重いものはちょっと・・・」という人にとっては、ものすごくありがたい構成となっているんじゃないでしょうか。
今回いただいた朝食の中で個人的にスマッシュヒットを飛ばしたのが、こちらの「豆乳うどん」。うどんには天城産黒米が練り込まれています。
豆乳の優しい味わいがうどんと見事なマリアージュ。昆布の旨味が美味しさを倍加してくれて、これはできればずっと食べていたい一品でした。
これは目からウロコでしたね。
思わず「なるほど!」と唸ってしまったんですが、お味噌汁に追出汁。
この日の朝食の味噌汁は鯵から取った出汁を使ったものなのですが、お好みで鰹節と昆布の粉末を追加し、さらに味わいを変えて飲むことができるというわけです。上手い、もとい美味い。
締めはしっかりデザートもあります。甘すぎず重すぎず。ブルーベリーが程よい酸味もあって、最後まで美味しく、夕食同様に目でも楽しませてくれるお料理の数々でした。