高知県高知市のある高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山の上に築かれた梯郭式平山城である高知城は、別名を「鷹城」という。江戸時代に建造された天守や本丸御殿、追手門等が現存しており、天守と本丸御殿が両方現存しているのは日本で唯一。また、天守と追手門が両方現存しているのも全国では3ヶ所しかない。
城跡は国の史跡に指定され、日本百名城のひとつにも選定されている。
地形をうまく活用しており、山の南を流れる鏡川、北の江ノ口川をそれぞれ外堀として利用していた。
上述したように、本丸の建造物が完全に残る唯一の城として知られている。
1873(明治6)年に発布された廃城令や太平洋戦争による戦災も免れ、15棟の建造物が現存。これらは国の重要文化財に指定されている。またこれらの所有者は高知県となっている。
現在、城全域は高知公園として無料で開放されており、天守及び本丸御殿への入館が有料となっている。