鎌倉の夏の風物詩として、過去72回に亘って開催され続けてきた「鎌倉花火大会」
昨年は開催されるはずだったオリンピックに伴って、花火大会の中止が早期段階で決定し、2021年こそは73回目の花火大会を・・・と望まれていましたが、残念ながら1月18日付けで、2021年の開催も中止となることが発表されました。
中止の理由としては、
- 2021年に延期された東京オリンピック
- 新型コロナウイルス感染症の状況
が挙げられています。
2021年に延期された東京オリンピック
本来開催予定となっていた2020年においても同様の理由でしたが、東京オリンピックが開催される場合、競技の一種目である「セーリング」は江の島で実施されます。
その際の主会場が湘南港となるのですが、鎌倉花火大会の花火台船の停泊所も同じく湘南港なのですね。
仮に花火大会を実施するとなると、オリンピック会期中。そのため花火台船は湘南港には停泊できません。開催には不可欠な船の停泊が難しいというのが中止の大きな理由になっているそうです。
新型コロナウイルス感染症の状況
未だ猛威をふるい、2021年1月に入って緊急事態宣言が再発令される事態にまでなっている新型コロナウイルス感染症。
現時点では今後の感染状況がどのように推移していくのか明確なものはなく、夏までに事態が沈静化しているかどうかすらわかりません。
そういった中、大会関係者及びボランティアの安全を確保しつつ、花火を見るために訪れる人々の感染リスクも考えなければなりません。
とはいえ、花火大会ともなれば人が集まってしまうのは必定。開催そのものが厳しいと言わざるを得ないのが実情です。
2022年こそ開催されることを願って
ということで、以上の理由で2021年の鎌倉花火大会は、残念ながら中止となることが決定してしまいました。
致し方ないこととはいえ、本当に残念でなりません。
2022年こそ無事実施されることを願いましょう。