小さい子どもがいると、おむつやおしりふき、哺乳瓶やマグ、着替え、子どもをあやすためのおもちゃ、それに加えて自分自身のスマホや財布をはじめとした荷物を持ち運ぶためには使い勝手の良いバッグが必須。
いわゆるマザーズバッグというやつですが、子どもが産まれてからこっち、なかなかしっくりと行くものが見つからないまま。
結局はマザーズバッグの類は買わず、手持ちのトートバッグやリュックサックを使ってきたのですが、ここに来て思い描いていた理想のバッグを発見。
それが子育て応援ブランドpapakosoのパパバッグです。
育児バッグとして使うトートとリュックの弱点
上述したように、これまでマザーズバッグは使わず、一般的なトートバッグやリュックサックを使い続けてきましたが、いずれも一長一短なのですよね。
トートバッグの場合、収納されているアイテムへのアクセスがしやすく、必要なものがすぐ取り出せます。しかし、バッグの中で収納されているアイテムが動くことも多いですし、何よりなで肩な体型だと肩からずり落ちやすいという弱点もあります。
リュックサックの場合、基本背負っているため、ずり落ちたりすることはないものの、収納されているアイテムへの導線が悪く、いちいち降ろして取り出さないといけません。また、底から順に重ねて入れることになるため、取り出しづらいという一面も・・・。
さらに言うと、いずれの場合にも困るのが抱っこひもの存在。
抱っこひもを付けたままだとトートバッグは肩からさらに落ちやすくなりますし、リュックサックは肩紐が二重になってしまって背負いにくいことこの上ない。
それらを踏まえて、自分自身が欲しいと思うバッグは以下の要件を満たしていることでした。
- バッグ自体はコンパクト。
- ちょっとした散歩やお出かけ程度には困らない収納量。
- ヒップシートのように抱っこひも代わりになる機能性と耐久性。
- 上のポイントを踏まえてボディバッグ型が良い。
ぱっと見た感じだと、これらを満たすバッグはホイホイ見つかりそうに思えます。
確かに、これらのポイントを2つないし3つ備えているバッグは見つかるのですが、全部を満たしたバッグというのは出てこないんですよね。
「まさにコレ!」な理想のパパバッグ
理想としていたバッグがなかなか見つからず半ば諦めかけていたのですが、妻から「こんなのあったよ」と教えてもらったpapakosoのパパバッグ。
確認してみると、思い描いていた要件をすべて満たしているじゃないですか。
それもそのはずで、開発元である株式会社ワンスレッドさんが、子育ての街である横浜市内にある子育てサークルや、幼稚園児のパパ・ママを中心にアンケートを実施し、実に140人ものパパとママから寄せられた理想を形にしたバッグなのです。
育児をしているからこそ、やはり似たような理想に行き着くのでしょうか。
それもあってか、パパ・ママからの評価も高く、多くのメディアでも取り上げられ、2018年には第12回キッズデザイン賞も受賞しています。
コンパクトだけど大容量
papakosoのパパバッグは、収納部のサイズが幅28cm、高さ24cm、奥行き10cmとなっていて、ボディバッグとして見ればやや大きめではありますが、一般的なトートやリュック、あるいは既存のマザーズバッグなどと比べると、非常にコンパクトなサイズ。
しかし、その収納量はなかなかのもの。
複数枚の紙おむつ、おしりふき、いざというときの着替えはもちろん、小さめなおもちゃ。今だから持ち歩きたい除菌シートやポケットティッシュ、絆創膏、ビニール袋。
自分の財布や鍵、スマホといったポケットに忍ばせておくとかさばるものもまるっと入ります。
また、内部には固定バンドが付いていて、ここに哺乳瓶やお湯、温度調整用の水、ミルク入れといった乳幼児連れには必須なものを立てて収納できます。
ただ、この固定バンドはちょっと残念に感じていて、バンドそのものも固定されているため、使わないときに外したりできないんです。
特に我が家の場合、すでに哺乳瓶は卒業していて、散歩に持ち歩くマグだと径が合わなくて、固定バンドを使えない。バンド自体がある程度可変できれば嬉しいところ。
さらに、収納部の内にも外にも豊富なポケットが。底面には貫通ポケットも備えていますし、自身が使いやすいように所定位置を決めておくと良さそうですね。
収納部の裏地は蛍光色で明るいので、入れたものがひと目で判別しやすいのも良いポイントではないでしょうか。
耐荷重15kgの強度基準をクリア
理想としていたポイントのうち、最も見つかりにくかったのが、ヒップシート的に抱っこを補助できる機能性と耐久性でした。
単純にボディバッグスタイルのバッグに跨がらせればいいと思われるかもしれませんが、そもそも通常のバッグの縫製は、子どもを跨がらせて抱っこ補助するなど想定の範囲外。抱っこしている最中に縫製が切れてしまって、子どもが落下するなど事故に繋がる可能性も高いわけです。
それなら抱っこひもを持ち歩けばいいのかもしれませんが、抱っこひもは携行性に欠ける部分があるので、使っていないときには手荷物が増えてしまうことに繋がります。
そこを踏まえて、抱っこ補助での利用を想定したものが欲しかったんですが、この理想を満たしてくれたのがpapakosoのパパバッグなのです。
第三者機関で落下衝撃試験、引張試験、着用試験、堅牢度、有害物質の試験など、各種実施し、負担のかかる部位においては、基準値である700N(約70kg)という強度基準を十分にクリア。一般的な3歳児の体重である15kgまで抱っこ補助として使える強度だと証明されているんです。
パパバッグのベルトを緩めてバッグに跨がらせてあげることで、子どものお尻をバッグが支えてくれるかたちになるので、抱っこがとても楽。
うちのムスメは1歳9ヶ月で体重9kgと小さい方なので、そこまで大変というわけではないのですが、それでも長時間の抱っこになると負担が大きく、肩と肩甲骨、腰あたりが甚大な痛みを伴うこともあるので、補助の有無はとてつもなく大きな分かれ目なのです。
収納部とベルトの結合部分が広く作られているので、そこに座るようなイメージで抱っこするといいですね。収納部を座面のようにして座らせてしまうと、角度によって子どもがずり落ちる可能性があるので、それを防ぐためにもベルトに跨るように座らせてあげましょう。
また、あくまで抱っこ補助をするものなので、当然子どもの背中を支える構造にはなっていません。そのため背中はしっかりと親の手で支えてあげる必要があります。
お散歩でも旅行でも活躍してくれるパパバッグ
子どもと一緒に出かけるときには、必要最低限のおむつとおしりふき、水分補給用のマグ、ハンドタオルに着替え、いざというときのための子どもの保険証に母子手帳を入れ、自分の財布とスマホもポケットに突っ込んでおけば、ほぼ準備万端。
ベルトを締めておけばバッグが暴れることはないので、子どもと一緒に走ったりアクティブな遊びもしやすい。
もちろん旅行のときにも大変便利ですし、それ以外のシーンでも使い勝手が良いので、育児期間だけと言わず、ずっと使い続けられるのではないかと思います。
パパ的にデザインがシンプルなのも嬉しいポイント。
マザーズバッグはその名の通り想定ユーザーがママということもあって、デザインは女性を意識したものが多く、心情的にパパには使いにくいものですが、papakosoのパパバッグなら普段遣いもできるデザインに仕上がっています。カラバリによってはママが使っても違和感ないでしょうね。
全パパに使ってほしい理想のパパバッグ。とてもおすすめです。
ロケ地 / 軽井沢プリンスホテル