案内されたのはこんな部屋。炭火焼きということでテーブルそれぞれに自在鉤が下がっていました。
今回注文したのは、炭火焼きと山里料理のコース「露草」。お値段は4500円。
これにサービス料が10%上乗せされるので、実質4950円ってところですね。併せてノンアルコールビールも注文しちゃいました。
まずは先付と前菜から。
先付は特製勾玉豆腐。
実はこれ、カシューナッツで作られた豆腐なのです。かき混ぜてジュレとよくなじませていただきます。非常にクリーミーで豆腐っぽさがあんまりないです。口に運んだ瞬間にカシューナッツの風味が広がります。めっさ美味い。
そしてこちらは前菜の盛り合わせ。
まず上段左は茸菊花和え、右は無花果甲州煮。中段は左から栗渋皮煮、川魚南蛮漬、沢がに甘露煮、百合根栂尾煮。下段は左が柿クリームチーズ和え、右が芋がら田舎煮になります。品数豊富やなー。
どれも美味しかったのですが、全体的にちょっと甘い味付けでした。
先付、前菜を食べ終わるタイミングぴったりに椀物登場。
椀物はきのこ汁。きのこにお麩の食感が心地よくほっこり温まる味わい。
またもや椀物を食べ終わったタイミングぴったりに焼物が運ばれてきました。
今回注文したコース「露草」は、若鶏・川魚・野菜の炭火焼のコースとなっており、この日の川魚はヤマメとなっていました。
野菜はエリンギ、ピーマン、ネギ、アスパラ、それとアルミホイルに包まれたサツマイモのラインナップ。炭火焼コースの場合、自分のタイミングで焼いて食べることができますが、そういうのめんどいという人は、別に朴葉焼きのコースがあるので、そちらを注文すると良いかもしれません。
いい感じに焼色がついてきました。たっぷりの塩が振られていてすでに美味そう、というか絶対美味いやつ。
ホックホク。思わずかぶりついちゃいましたけど、やっぱり外れるわけもなくめっさ美味い。小骨に注意ですけどね。
野菜もそれぞれ炭火で焼くと、じゅわっとエキスが染み出てきて、タレを付けなくても素材の味がしっかりと楽しめます。アスパラはなんでこんなに美味いんだろう。大好きすぎる。
サツマイモはアルミに包まれたまま、熱々の炭の横に置いておくこと15分ほど。ホクホクで甘々な焼き芋に。思わずバターが欲しくなりました。
ヤマメと野菜を平らげたら、いよいよ若鶏の出番です。肉じゃ肉じゃ。
ぐあああああ、なんたるいい焼き目・・・!
みぞれのタレにしっかり付けて頂きます。
間違いない美味しさ。いい感じに若鶏の旨味をタレがサポートしていますねー。
焼物のあともまだまだ続きます。今度は羹物が運ばれてきました。
里芋とりそぼろ餡です。さっぱりとした味付けなのですが、決して薄味というわけではなく、しっかりとした味。里芋の食感と餡の食感の結びつきが素晴らしい。
続いて運ばれてきたのは揚物。手前左から舞茸、奥はジャガイモの大葉巻き、そして干し柿の天ぷらです。
天ぷらに干し柿とか初めてですよ。干し柿なので甘いは甘いんですけど美味。
個人的にはジャガイモの大葉巻きがヒットです。凄く合うんです。
まだまだ続きますよ。今度は酢物。こちらはごぼう、こんにゃく、パプリカ、白きくらげです。
コースも佳境に入ってきました。畑占地ご飯に汁、そして香の物。
これがまた美味いんだー。特に炊き込まれたご飯の味わいと食感。炊き込んで蒸したっぽいんですけど、すごく美味しい。
なお、ご飯ではなくよもぎうどんを選択することもできます。こちらも気になったんですけどね。次回あればその時の楽しみに。
いよいよコースも終盤。果物としてりんごコンポートワインゼリーです。
ツルッとしたゼリーののどごしに、ベリー類の酸味、りんごコンポートの爽やかな甘さが渾然一体となった一品。
いよいよラスト。菓子として自家製おやきです。
中の餡子はすっきりとした甘さ。締めに相応しい菓子でした。
もうお腹いっぱいいっぱいです。想像以上の品数が次から次へと出てきて、胃がはちきれんばかりwww
しかし、どの料理も美味しくて美味しくて、一切外れがありませんでした。
大人旅のランチにめっちゃオススメですね。
黒茶屋さん、ごちそうさまでした!
※この記事は[M] mbdbにて2015年11月7日に公開された記事を加筆修正し転載したものです