秋川渓谷には見どころがたくさんありますが、その中でも代表的な景観ってどこかと問われれば、おそらく9割くらいの人が同じ答えになるのではないか? と思っているのが、今回ご紹介する「石舟橋」です。
光厳寺から山を下って下って、檜原街道へ出て歩くこと20分以上。
長さ96m、朱に染まった歩行者専用の吊橋です。
Googleマップのルート検索によると、光厳寺からの距離はおよそ1.7km。
なんだかんだで勾配のある道なので、1.7kmという距離にしては時間がかかりました。
街道が山の斜面に沿って伸びていることもあり、車では味わえない鮮烈な空気と風景を楽しむことができるのは徒歩旅の醍醐味。トレッキングしている人たちとも大勢行き交いましたよ。
こちらは檜原街道を歩いていて、途中とても抜けの良い場所で撮った一枚。
さすがにこれまで以上に山側へ上がってきたこともあり、これまでよりも木々の色づきが良くなってきました。
しばらく進み十里木の三叉路を左へ行くと、途中右に折れる小道が現れます。
石舟橋は、温泉施設・瀬音の湯に渡るために掛けられた吊橋。
車であれば檜原街道をさらに進み、グルーッと迂回することになるのですが、徒歩であれば石舟橋を渡ってショートカットでたどり着くことができます。
「秩父多摩甲斐国立公園秋川渓谷」と、大きな看板の前を過ぎると、
石舟橋が見えました!
秋川渓谷の観光情報を調べると必ず出くわす角度の石舟橋ですよw
木々の色づきもいい感じ。
朱に染まった欄干。こうして撮ってみるとよくわかりますが、吊橋なのでかなり湾曲しています。コンクリート製の頑丈な吊橋ですけど、歩いていると少し揺れを感じました。と言っても安定感はあるので、この上から景色を眺めるにあたって不安はありませんでしたけど。
橋の右手側に広がる秋川渓谷の風景。緑豊かな清流ですねー。
こちらは橋の左手側。空に飛行機雲があって、これがまるで山に降りてくる龍神様みたいだったので、おもわず撮ってしまいました。
同じく橋左手の景色。ここももう少し経つと真っ赤に染まるんでしょうね。
たいそうきれいなんだろうなぁ。
この辺りはニホンザルも降りてきます。ちょうど橋を渡っている最中に、かなり遠目ですがニホンザルの姿を確認することもできました。
石舟橋を渡りきって瀬音の湯側からのショット。
橋を渡って山道を進むと、温泉施設・瀬音の湯へたどり着くことができます。
舗装された道というわけではなく整備された山道といった感じ。
やや足場が悪いので、雨の日などはちょっと気をつけないと滑って転びそうな予感がしますね。
上を見上げれば、色づいた木々を鑑賞することもできます。
しかし、先程も書いたように足場が悪いところもあるので、下手に上ばかり見ていると危ないから注意が必要です。
※この記事は[M] mbdbにて2015年11月8日に公開された記事を加筆修正し転載したものです