湘南の海と江の島がほど近い、鎌倉市腰越。
同地に新しいホテル「HOTEL AO KAMAKURA」が、2021年3月12日に開業しました。
実はこのホテル、以前にご紹介したことのある由比ガ浜の蕎麦屋さん「松原庵」さんが手掛けているのです。
ホテルは先んじてオープンし、腰越で絶品蕎麦ランチが味わえると評判になっていた「鎌倉 松原庵 青」の隣接地。今後はホテルのダイニングとしての顔も持ち合わせていきます。
ホテルの部屋数は全16室。全4タイプの客室が用意されています。
客室にはそれぞれ、トーンが異なる日本の青の伝統色からとった名称が付けられているとのこと。
それぞれの名称に合わせて客室内のトーンも異なるようですね。
気になるお料理ですが、上述したようにホテルのダイニングは隣接する「鎌倉 松原庵 青」が担います。
佐島漁港で水揚げされた魚介に、三浦半島の自然に育まれた野菜を使い、一品ごとに素材の旨味を引き出す方法で調理された料理に、細めに切られた風味豊かな二八蕎麦。
さらに、熊澤酒造をはじめ、地元酒蔵で醸造された日本酒、クラフトビール、自然はワインが豊富に揃っているとのこと。
夕食はコース、あるいはアラカルトのいずれかを選ぶことができます。
そして朝食は豆皿料理とおかゆ。三浦産の新鮮な卵を使った蕎麦屋の出汁巻きを中心に、湘南しらす、三浦野菜、小田原の梅にかまぼこ、自家製の海苔の佃煮などが豆皿に並び、おかゆは一膳ずつ丁寧に炊いたものなのだそう。手が込んでいますね。
また、和朝食のみならず、鎌倉で話題のベーカリー「BREAD IT BE」のパンが食べられる洋朝食も選ぶことができるそうです。
鎌倉 松原庵さんがこれまで蓄積してきたノウハウや経験、培われてきた世界観をこれでもかと凝縮して、ホテルという空間にフィードバックした結果、誕生することになったであろう「HOTEL AO KAMAKURA」。
江の島方面にも、鎌倉方面にも出やすいロケーションですし、世情が落ち着いたらぜひとも泊まってみたいホテルですね。