もともとは大正時代から始まったとされる湘南海岸の夏の風物詩「江の島花火大会」。湘南エリアでは唯一の2尺玉(花火の直径が約480mにもなる)を打ち上げる花火大会で、地元民ならず市外からも見物客が訪れる花火大会です。
2010年からは警備体制確立が困難になったという理由で、8月に「江の島納涼花火」として規模を縮小して開催。本大会として「藤沢市制施行70周年記念 藤沢市花火大会」が11月に開催されました。
2012年以降(2011年は東日本大震災により開催自粛)は2010年同様に、夏に「江の島納涼花火」を、秋に「ふじさわ江の島花火大会」と年2回の開催が定着しました。
今では秋の風物詩ともなった「ふじさわ江の島花火大会」ですが、2021年も残念ながら開催中止となったことが発表されました。
2019年は観覧場所最寄りの小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅が建て替え工事を実施していたことで、同駅利用の観覧客の導線確保が困難であること、同時期に「ラグビーワールドカップ2019日本大会」決勝開催もあって警察・警備などの人員を十分に確保できないことを主な理由に中止。
また、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止されたため、2021年の中止が決定したことで3年連続不開催となってしまいました。
なお、2022年の開催に関しては、改めて検討を行っていくとのことです。
花火大会における観覧客の安全確保や、花火の予算など、昨今なかなかに厳しいものがあるという話もよく聞くので、もしかしたら2022年も開催されないかもしれない・・・という不安が頭をよぎりますが、なんとか次こそ開催されることを祈りたいと思います。