古都鎌倉を代表する「鶴岡八幡宮」。
昨年に引き続き、今年も「ぼんぼり祭」が開催されます。このぼんぼり祭では、1938(昭和13)年から夏越祭、立秋祭、実朝祭という神事も行われており、今年も行われる運びとなっています。
ぼんぼり祭は、鎌倉の夏の風物詩とも言えるもので、境内には鎌倉近在の文化人を始めとした各界著名人が揮毫した書画約400点がぼんぼりに仕立てられ、鶴岡八幡宮と白旗神社の参道に並びます。
なんといっても見応えのあるのは夕刻以降。ぼんぼりに明かりが灯され、境内は夜まで賑わうお祭りです。
上述した夏越祭は8月6日に、立秋祭は8月7日に、実朝祭は8月9日に行われる予定。
本来であれば舞殿や境内において演奏、舞踊といった神賑奉納が行われますが、今年は新型コロナウイルス感染症と、それに伴った緊急事態宣言の影響もあり、献花のみ行われることになっています。
また、鶴岡八幡宮の敷地内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」では、ぼんぼり祭に先駆けて、特別展「雪洞100選」が開催中です。開催は2021年8月22日まで。
通常は16時30分まで開館していますが、ぼんぼり祭の行われる4日間は18時まで開館されます。
例年、多くの人で賑わうぼんぼり祭。現在の感染症拡大状況を考えて、ワクチン接種の有無に関わらず、必ずマスクを着用して訪れるようにしましょう。