神奈川県平塚市及び大磯町の境にある標高181mの丘陵。高麗山と泡垂山の山頂一帯の呼称が「湘南平」である。地元ではかつては千畳敷と呼ばれていたが、1957(昭和32)年に平塚市と神奈川中央交通によって自然公園とする計画を立て開発・整備された折に、当時の平塚市長であった戸川貞雄氏によって命名された。
標高は200mに満たない高さだが展望がよく、相模湾が一望できる。晴れて空気が済んでいると当スカイツリーや東京タワー、新宿の高層ビル群、横浜ランドマークタワー、江ノ島、富士山などを眺めることが可能。「関東の富士見百景」、「かながわの景勝50選」、「かながわの花の名所100選」、「かながわの公園50選」、「夜景100選」、「平塚八景」にもなっている。
1972(昭和47)年にテレビ塔が完成。NHKと民放によって共同で運営されている。
1980年代からこのテレビ塔の金網に、恋人同士の名前を書いた南京錠を掛けて施錠する行為が若者の間で広まり、夜景の良さも相まって多くの人々が訪れるスポットとなっていたが、施設管理上の支障原因となり、美観を損ねるなど各種トラブルを招くとして、同じく湘南平にあるレストハウスの展望台に、専用のモニュメントを設置している。
2022年4月現在、テレビ塔展望台の老朽化に伴い改修の必要があるということで、一時的に閉鎖している。2023年度中に再開放される予定となっている。