白旗神社

白旗しらはた神社」は小田急江ノ島線「藤沢本町」駅よりほど近い神社で、創立年代は不詳。
荘厳寺を別当とした神社であり、相模国一宮の寒川神社の祭神を祀り、寒川神社と称していた。

享保年間(1716〜1735年)に正一位に叙せられ、坂戸町の総鎮守となった。
元文年間(1736〜1741年)に荘厳寺が火災で消失、1747(延享4)年に神社の隣に移転してきている。
その後、1752(宝暦2)年に社殿が再建され、社名を白旗神社と称した。

1875(明治8)年、先に出されていた神仏分離令に従う形で、荘厳寺が再移転。現在の形になったとされる。

主祭神は先の通り寒川神社の祭神である寒川比古命さむかわひこのみことと源義経となっているが、伝承によれば1189(文治5)年閏4月30日、奥州平泉の衣川館で自害した義経の首級が鎌倉へ送られ、6月13日に腰越で首実検が行われたあと、義経及び弁慶の首級は白旗神社の近くに葬られたとされており、近隣に源義経首洗井戸、弁慶塚が残っている。
こうした伝承もあって、1249(宝治3)年に白旗神社(おそらく当時は寒川神社として)に合祀されたという。

1999(平成11)年に源義経鎮霊碑が建立されたが、これは首級が埋葬されたと伝わる藤沢市と、胴体を埋葬したと伝わる宮城県栗原市栗駒の判官森御葬礼所の土を合祀したものである。

5月5日には御祭神である源義経にあやかって、牛若まつりが行われるほか、首実検が行われたとされる6月13日には源義経公鎮霊祭が行われる。
例大祭も大きなものとなっており、毎年7月15日〜21日に行われ、別名「白旗まつり」として親しまれている。