1939(昭和14)年3月に創建された松江城内にある神社が「松江護国神社」である。
明治維新後の国難に殉じた旧出雲・隠岐国出身の戦没者22000余柱を祀っている内務大臣指定護国神社であり別表神社。
1935(昭和10)年に島根県招魂社建設奉賛会が組織され、松江招魂社として創建・鎮座されたのがはじまりで、創建された1939(昭和14)年4月に招魂社制度の改革によって松江護国神社に改称された。
その後、第二次世界大戦を経て島根神社に改称されたが、1953(昭和28)年に日本の主権回復を受けて、松江護国神社の名に復し、現在に至っている。
本殿は神明造。
なお、この鎮座地は松江城内の上御殿跡と伝わっており、堀尾吉晴が築城の折に指揮をとった場所であるという。