「めのうの店 川島」は、1877(明治10)年に松江・竪町で創業した、出雲瑪瑙細工、勾玉、鉱物などを取り扱う、山陰で最も古い老舗瑪瑙店である。
竪町から天神町、鉄道開通を機に1912(明治45)年に京へ移転。1978(昭和53)年に京店が大火によって消失したが、大部分の貴重な美術工芸品や原石が幸いにも難を逃れ、その後再建され、現在は5代目となる川島健氏が引き継いでいる。
2015(平成27)年、折しも松江城が国宝認定された年に、その松江城を望む殿町へ移転リニューアル。以降、同地にて営業を続けている。
出雲石をはじめに、古代勾玉・美保岐玉・原石・アクセサリなど各種天然石を取り扱っている。 今ではほとんど採掘できなくなった出雲特産青瑪瑙(碧玉、出雲石)を贅沢に使用するほか、細部にまで強いこだわりを持ち、時間をかけて勾玉を製作している。