辻堂海岸商店会、通称サーファー通りと呼ばれるストリートにあった「辻堂市民センター・公民館」。建築から40年以上が経過し、施設の狭隘化、老朽化が進んだことを理由に、2019年から600mほど西側に移動した辻堂西海岸、高砂小学校・高砂中学校の向かいにて、辻堂消防出張所と集約された新たな建物を建築していましたが、先日完成し供用開始となりました。
敷地面積は約6040平方メートル。鉄筋コンクリート造3階建て。
もともとは県職員住宅があった場所で、県有地だった用地でしたが、それを藤沢市が取得し、南側の市道と高浜中学校のテニスコートを活用して整備しました。
上述したように市民センター・公民館と辻堂消防出張所が複合化されていて、防災機能の強化が図られています。2Fには避難所となる体育室、地区防災拠点本部室、防災備蓄倉庫が集約されているほか、屋上には避難用スロープを設置。複数の避難経路を作り、津波避難への対応に重点が置かれているとのこと。
子どもや高齢者の支援を行うため、近隣の地域包括支援センターと辻堂地区ボランティアセンターもここに移転しており、併せて機能強化。1Fには市民交流の場としての地域交流スペースを配置しています。
このほか、談話室、アトリエ、調理室、保育室、市民図書室といった設備も完備され、今まで以上に辻堂地区における地域連携拠点として期待されます。
なお、これまでの市民センターがあったサーファー通りの建物については今のところ解体などは未定とのことで、今後の活用含め検討中とのことです。