小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄線、相鉄線と3路線が乗り入れる「湘南台」駅は藤沢市北部の玄関口であり、慶応大学湘南藤沢キャンパスに通う学生たちのメイン利用駅でもあります。
そんな湘南台駅の改札を出たところは、とても広い空間になっており、時折イベントなどが行われるなどしていますが、普段はやや薄暗く、ただ広いだけという状態。
その空間がとてももったいないということで立ち上がったのが、「湘南台アートスクエアプロジェクト」です。
このもったいない広大な空間を「ピアノとアートで魅力あふれる芸術広場」にするというコンセプトのもと、2019年6月から活動を開始し、藤沢市、藤沢商工会議所、公益財団法人藤沢市みらい創造財団、藤沢市観光協会、一般社団法人藤沢市商店会連合会の後援を得て、2020年夏以降からはクラウドファンディングを立ち上げて資金を得て、2021年10月11日から、横浜市営地下鉄側の広場になっている30m×24m(720㎡)の範囲において開設工事が始まりました。
床面は木目に、柱は白くなり、新たに90㎡の倉庫を設置する予定となっており、その倉庫の壁面18mあまりをキャンバスに、地元在住の画家・廣田雷風氏による壁画が描かれるとのこと。
既存のストリートピアノに関しては、工事期間中は小田急江ノ島線側に場所を移し、アートスクエア完成後にそちらへ再び移動させるとのこと。
年内中に床と柱の模様替え、及び倉庫の設置を行い、明けて2022年初めから壁画制作がスタートする予定になっています。
完成及び供用開始は2022年3月中旬に見据えられています。