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カレーパンの名店「湘南カレーパン シモンズ」跡が取り壊し

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かつてテレビや雑誌といったメディアで幾度も紹介されてきたカレーパンの名店が湘南・辻堂にありました。その名も「湘南カレーパン シモンズ」。
2002年4月に辻堂新町商店街の入口近くにオープンして以来、地元名産の湘南しらすをふんだんに使った揚げたてのカレーパンが名物として知られるようになり、藤沢市の観光名産品のひとつにも数えられるようになりました。

別運営のカレーパンメディア「かりーぱねっと!」でも、かつて紹介したことがあります。

そんな「湘南カレーパン シモンズ」ですが、オーナー夫婦が元気なうちに店を畳もうと決意され、2019年9月に閉店することになりました。
ちょうど筆者が辻堂へ拠点を移すタイミングの閉店で、「これからシモンズのカレーパンが好きなときに食べられる!」と喜んでいたのもつかの間のことでした・・・。

その後、店舗だった場所は建物がそのまま残っていたのですが、2020年10月頭に取り壊し作業が行われていました。

湘南カレーパン シモンズの跡地
2021年10月3日撮影

2021年10月4日現在に通りがかったところ、すでに瓦礫も撤去。すでに更地となっています。

建物が残っていると、いつかまた開店するのでは? とか、味を引き継いで誰かが復活させるのでは? とかそんなふうに思ったりすることもあっただけに、こうやってなくなってしまうと、なんとも物悲しさを禁じえません。

ちなみに、オーナー夫婦は閉業後、お住まいである本鵠沼のマンションをリフォームし、心に傷を抱えていたり、障害のある人、不登校など何らかのケアが必要な人たちに一時的に場所を提供したり、食を通して癒やしのひとときを提供する「クッキングケアサロン・シモンズ」をオープンしています。

ただし、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、現在は活動を休止中です。

それにしても取り壊しとなってしまった「湘南カレーパン シモンズ」跡地。
今後、何ができるのかは不明ですが、一応商店街という場所柄、なにか新しくお店ができたりしないのかなとは思うものの、昨今の商店街事情を考えると、なかなかにそれも難しそうですよね。

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