静岡・伊豆の西側、土肥。
ここに築300年という歴史を持つ古民家をフルリノベーションした複合施設「LOQUAT 西伊豆」が2021年2月6日よりオープンしたのですが、2021年4月1日に宿泊棟も完成、グランドオープンしたそうです。
母屋、一ノ蔵、ニノ蔵、三ノ蔵、庭と5箇所を活用。
飲食サービス、エステサービス、客室サービス、バーサービスをそれぞれ楽しむことができるようになった施設で、土肥エリアの弱点である飲食店バリエーションの少なさ、観光拠点ともなるカフェの少なさ、西伊豆の食資源を活かした観光コンテンツのなさをカバーする場所としていきたいと運営会社は話しています。
母屋は、北鎌倉で随一の人気を誇るイタリアン「Takeru Quindici」。
新たに元アロマフレスカ料理長を迎えて、西伊豆の食材を活かしたイタリアンとのこと。土肥在住の方には、ドリンクとデザートをサービスする試みも実施されています。
また、母屋には鎌倉の人気ジェラテリア「SANTi」の2号店も出店されており、こちらも西伊豆産レモンやイチゴ、酒麹等を使用したジェラート、サンティこだわりの焼き立てパンが提供されています。
一ノ蔵には伊豆市内に本店を構えるエステサロン「自然療法サロン ミモザ」がオープン。夜には「BAR 一ノ蔵」として伊豆のクラフトビールや西伊豆特産の柑橘をモチーフにしたカクテルなどを提供しているとのこと。
エステとバーは宿泊者限定のサービスとのことですが、エステのみ近日宿泊者以外にも拡大して提供するとのことです。
ニノ蔵と三ノ蔵が今回オープンしたばかりの宿泊棟となっており、それぞれが一棟貸しの客室で、テラスには土肥温泉がかけ流しされる露天風呂を備えているとのこと。
ニノ蔵、三ノ蔵ともにフルリノベーションしても蔵の雰囲気を存分に味わえるよう配慮。どちらも最大2名での利用ですが、近日中にエキストラベッドを導入。最大3名までの利用ができるようになるとのこと。
宿泊料は1泊2名で115000円から(税サ込)。
価格だけ見るとかなりお高いと思うのですが、Takeru Quindiciでのイタリアンコースディナーと朝食、料理に合わせたワインの提供、SANTi特製の伊豆フルーツジェラートと焼き立てパン、さらにミニバーの利用やウェルカムアメニティ、LOQUAT謹製のお土産までついてのお値段なので、そう考えれば妥当と言えるのかもしれません。