神奈川県横浜市中区新港にて、客船ターミナル(新港ふ頭客船ターミナル)を中心に、ショップ&レストランの商業施設、ホテル(インターコンチネンタル横浜 Pier 8)からなる複合施設が、「横浜ハンマーヘッド」である。2019(令和元)年10月31日に開業した。
商業施設は25のテナントが食を中心に揃っており、休日ともなると、それを目当てに多くの人々が来訪している。
敷地内の突起部には1914(大正3)年に竣工した国内初の港湾荷役専用のハンマーヘッドクレーン(イギリス製)があり、歴史的に重要な遺構として産業遺産に指定されている。なお、ハンマーヘッドクレーンは横浜のほか長崎県佐世保市に現存するのみ。
2020(令和2)年には遺構周辺を整備したハンマーヘッドパークが開業している。
立地的には3方向が海で囲まれており、街区から客船ターミナルへの近さという点では非常に希少性が高いと言える。