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伝源義経首洗井戸

小田急江ノ島線「藤沢本町」駅から旧東海道(県道43号線〜国道467号線)を藤沢駅方面へ行く途中、「白旗」交差点を過ぎたあたりの藤沢本町警察署本町白旗交番とマンションの間にある小道を進んだ先、本町公園内の一角にあるのが「伝源義経首洗井戸」である。

国道467号線から入る
国道467号線から見た「伝源義経首洗井戸」の入り口

源義経は兄である源頼朝に鎌倉を追われ、縁のある奥州平泉に逃げ、藤原秀衡によって匿われていたが、秀衡がこの世を去り、1189(文治5)年にその息子である藤原泰衡によって攻められ、最後は衣川にて自刃した。義経の首は奥州平泉から鎌倉へ送られ、首実検のあとに片瀬の浜に捨てられたと伝わる。

捨てられた首は境川を潮に乗って遡り、現在の白旗神社付近に漂着。それを里人がすくい上げ、この井戸にて洗い清めたという伝承が残っている。
なお、白旗神社の伝承によると、首実検のあとに金色の亀の背に乗り、白旗川を遡ってたどり着き、御首は白旗神社の南150mの場所に埋葬され、御霊は白旗神社にて白旗大明神として祀られたとされる。

伝源義経首洗井戸