松江市役所のほど近く、末次町の一角にある「Spice curry cumin」。赤い庇看板が目印の、小さなスパイスカレー専門店だ。松江ではまだ珍しい「大阪スパイスカレー」が味わえる店として知られている。
大阪スパイスカレーは、1990年前後に大阪で生まれたスタイル。出汁の旨みとスパイスの香りを重ね、副菜を混ぜながら食べるのが特徴だ。クミンではカツオなどから取った出汁に約10種類のスパイスを調合し、ご飯の上のかつおぶしの粉が和風の旨みのアクセントになっている。
あいがけで広がる味の重なり
メニューはA・B・Cの3種類から選ぶ。Aの「島根和牛のすじ肉curry」は固定で、BとCは日替わり。すべてのカレーにフルーティーな牛豚キーマが添えられ、複数のカレーをひと皿に盛る「あいがけ」や、全種盛りの「ぜんがけ」も選べる。色とりどりの副菜が皿を彩り、スパイスたまごのトッピングも人気だ。その日のメニューは公式Instagramで日々更新されている。
営業はランチタイムのみで、売り切れ次第終了。開店直後から行列ができることもある人気店だ。
町なかで出会う大阪の味
末次町は、松江市役所や松江城にも近い市街地の中心エリア。そんな町なかで、出汁の旨みを重ねた大阪スパイスカレーが、島根和牛をはじめ地元の食材と出会う。松江の日常に、大阪生まれの味がすっと溶け込んでいる。
