世界遺産・石見銀山の大森の町並みに佇む「石見銀山 群言堂本店」。土壁の外観に、筆文字の木の看板と白い暖簾が目印だ。全国に店舗を持つライフスタイルブランド「群言堂」の本店で、「根のある暮らし」をテーマに、衣食住の提案を続けている。
群言堂の原点は、1981(昭和56)年に大森町の女性たちが始めた布小物づくりにある。日本の伝統技術や素材を活かした服づくりを通して、この町の暮らしと文化を発信してきた。「復古創新」をテーマに、昔ながらの生活文化や素朴さを大切にした商品づくりが続いている。
古い商家で衣食住をめぐる
店舗は古い商家を改装した建物で、敷地は約300坪。店内には天然素材の衣料品のほか、生活雑貨やキッチン小物が並ぶ。名物は、丁寧に織られたガーゼ素材の「わっかのふきん」。吸水性と速乾性に優れ、日常使いの道具として長く愛されている。
玄関をくぐると大きなディスプレイが迎えてくれる。買い物の合間には、中庭の緑を眺めながら過ごせるのもこの店ならではだ。
店内にはカフェも併設され、中庭の緑を眺めながら、旬の素材を使ったスイーツやドリンク、「里山おむすび」などの軽い食事が楽しめる。営業はショップ・カフェともに11時から17時まで(カフェのラストオーダーは16時30分)。定休日は水曜日(祝日は営業)で、年末年始は休みとなる。
大森の町歩きとあわせて
大森の町並みは、代官所跡や武家屋敷、商家が残る石見銀山の中心地。銀山街道の町歩きの合間に立ち寄ると、群言堂の提案する暮らしが、この町の日常の延長にあることが感じられる。
