「江島大橋」は鳥取県境港市と島根県松江市の間に架かる、境港臨港道路江島幹線の橋である。
1997(平成9)年より建造が開始され、2004(平成16)年に開通。総工費はおよそ228億円。
構造形式はPC5径間連続有ヒンジラーメン箱桁橋というもので、桁下を航行する船舶の通航に支障が出ないように、工事および耐震の関係から、島根県側は6.1%、鳥取県側は5.1%の勾配が設けられており、最高地点は44.7mになる。
中央支間長250mという数字は、桁橋としては2014年時点で日本第2位、コンクリート製に限ると日本最大、さらにPCラーメン橋に限ると世界第3位に入る。
そもそもは、すぐ南側にあった中浦水門上の道路橋が跳ね橋であったことから交通上の障害化。それを受けて、江島大橋が建造されることになったという経緯がある。なお、中浦水門は2005(平成17)年10月より撤去工事を開始。2009(平成21)年3月に撤去がほぼ完了している。
ダイハツ工業の「タントカスタム」のCMに登場し、橋の急勾配から『ベタ踏み坂』と演出された。
ただし、実際にはアクセルをベタ踏みするほどのものではない。
そうしたCMでの登場や、そのほかバラエティ番組での登場もあり、ひとつの観光名所になっている。